ホイットニー美術館【ニューヨーク】

ホイットニー美術館【ニューヨーク】

f:id:planetrip:20200922020643j:plain 目次

  1. ホイットニー美術館の歴史
  2. 基本情報
  3. アクセス方法
  4. ホイットニー美術館の見所
  5. その他・レストラン&カフェ

1.ホイットニー美術館の歴史

2万2000点以上の、近・現代アメリカ美術を所蔵するホイットニー美術館は、富豪バンダービルド家の娘でもあり、彫刻家でもある「ガードルード・バンダービルド・ホイットニー」によって設立されました。若いアーティストの新感覚な作品は、全くと言っていいほど評価されなかった20世紀初頭のアメリカ。そんなときに、彼らの作品を購入し展示し始めたのが、「ガードルード・バンダービルド・ホイットニー」でした。1914年には、展示スペースとして「ホイットニー美術館」の前身となる「ホイットニースタジオ」をグリニッジビレッジにオープン。1929年に、収蔵品の寄付をメトロポリタン美術館に申し出たものの、断られたことが美術館設立につながりました。そして1931年に、「ホイットニー美術館」をグリニッジビレッジにオープン。その後、収蔵品の増加により1954年に54丁目へ移転、1966年にアッパーイーストサイドに移転しました。そして2015年5月、アッパーイーストサイドにあったホイットニー美術館が発祥の地であるミートパッキングディストリクトに移転し、リニューアルオープンしました。そんなホイットニー美術館、移転前からアメリカンアート専門として高い評価を受けていましたが、決してニューヨークを代表する美術館ではありませんでした。しかし、移転後は美術館としての持ち味がグンとアップ!アートを鑑賞するだけでなく街も楽しめ、美術館の多いニューヨークでも、他に類を見ない魅力的なスポットとなったのです!!

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新「ホイットニー美術館」の設計は、関西国際空港も設計したイタリア出身の世界的建築家「レンゾ・ピアノ氏」。すっきりとしたデザインで、モダンな雰囲気があふれる外観です。広々としたロビーはガラス張りで自然光が入り、開放感があります。展示スペースは、以前の2倍以上となり、さらに5階は、柱や仕切りのない展示スペースが特徴となっています。「レンゾ・ピアノ氏」は、この他に銀座の「メゾン・エルメス銀座」やパリの「ポンピドゥー・センター」やロンドンの「ザ・シャード」などを手掛けています。

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ハイライン

ホイットニー美術館のすぐ近くにある「ハイライン」は、全長2.3kmの「空中散歩ができる公園」として有名な、ニューヨークにある線形公園です。貨物鉄道の跡が公園に変身しました。

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ホイットニー美術館からは、ライトアップされた「エンパイアステートビル」も見えます。普段は、夕方6時までですが、木、金、土は夜10時までオープンしているので、夜景も楽しめるのでおすすめです。

2.基本情報

【住所】99 Gansevoort Street New York NY 10014

【最寄り駅】A/C/E/L線の14丁目駅(ハイラインの南端入口のすぐ脇に位置しています)

【営業時間】(日・月・水・木)10:30-18:00、(金・土)10:30-22:00

【休業日】火曜日、サンクスギビングデー、クリスマス(12/25)

【入館料金】大人:$22.00、学生:$18.00

毎週金曜日の午後7時から午後9時30分は、「Pay As You Wish」と言って自分の好きな金額を払って入館できるシステムです。(午後7時前後に行くと待ち時間は約30分。午後8時過ぎには列は短くなります)

また、オーディオガイド(英語のみ、日本語なし)は、6ドルで借りられます。

【その他】クレジットカード利用可

3.アクセス方法

地下鉄A/C/E/L線 14丁目(14th Street)駅下車。地下鉄駅を出て、14丁目を9番街にぶつかるまで歩く。9番街で左に曲がり、ガンズボートストリートまで歩く。ガンズボートストリートで右に曲がり、西へ歩く。美術館はガンズボートストリート沿いの北側、ワシントンストリートとの角。徒歩約6分。

4.ホイットニー美術館の見所

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ホイットニー美術館の建物で興味深いのは、広大なギャラリー。ニューヨーク最大の、柱のないギャラリーです。この巨大な展示スペースは1700㎡近くもあり、地上階には、ミュージアムショップやレストランもあります。
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展示内容は20世紀と21世紀のアメリカンアート限定。美術館は現在では、約3000人のアーティストの作品を21000点以上所有しています。「ジョージア・オキーフ」、「エド・ルシェ」などは、特に多くの作品を所有しています。
展示スペースは1階、5階から8階まで。6階がパーマネントコレクション、その他は数か月おきに内容が変わります。3階はシアター、エデュケーションセンターです。古くから所蔵している作品をベースにしたパーマネントコレクションの割合は少なく、特別展が多いです。公式ホームページで特別展のスケジュールが確認できます。

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アーシル・ゴーキー「The Artist with His Mother」
アルメニア出身のアメリカの画家です。こちらの作品はシンプルな題名ですが、画家は1919年の14歳の頃に「アルメニア人虐殺」で母親が餓死するのを目にし、その後、先に移住していた父の住むアメリカに渡りました。1912年、画家が当時8歳のときに撮影された「自分と母親の写真」に出会い、この絵が描かれたようです。f:id:planetrip:20200922015807j:plain

トマス・ハート・ベントン「Poker Night(from A Streetcar Named Desire)」f:id:planetrip:20200922015832j:plainf:id:planetrip:20200922015917j:plain

ロイ・リキテンスタイン「Bathroom」
一般的に知られているイメージとは違う印象の「ロイ・リキテンスタイン」の作品ですが、これはこれでシンプルです。f:id:planetrip:20200922015944j:plainf:id:planetrip:20200922020111j:plain

エドワード・ホッパー「A Woman in the Sun」
この人物のモデルは、彼の他の絵画に登場した多くの女性と同じように、妻「ジョゼフィーン・ニヴィソン・ホッパー」だそうです。f:id:planetrip:20200922020042j:plainf:id:planetrip:20200922020134j:plain

ヘンリー・コーナー「Mirror of Life」

Time誌のポートレートカバーで最もよく知られている、オーストリア生まれのアメリカの画家兼グラフィックデザイナーです。f:id:planetrip:20200922020211j:plain

シャーン・ベン 「サッコとヴァンゼッティの受難」f:id:planetrip:20200922020015j:plainf:id:planetrip:20200922020311j:plain

ジョン・スチュアート・カレー「Baptism in Kansas」
洗礼の様子を描いたこの絵は、ホイットニー美術館の創設者である「ガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー」に気に入られ、1931年に購入したそうです。f:id:planetrip:20200922020347j:plain

チャールズ・オールストン「The Family」

5.その他、レストラン&カフェ

レストラン&カフェ

ニューヨークの美術館内のレストランやカフェは、どこもクオリティが高く、それだけで評判になることがあります。ホイットニー美術館も例外ではありません。館内には1階ロビー脇に「アンタイトルド」、8階に「スチュディオ・カフェ」の2つがあります。「アンタイトルド」は美術館に入館せずに食事をとることが可能で、オープン以来常時満席ですので、早めの予約をおすすめします。8階の「スチュディオ・カフェ」は軽食中心。こちらはテラス席からの眺めがすばらしいです。f:id:planetrip:20200922015150j:plain

【8階】The Studio Cafe

エレベーターで登ってすぐに、カフェがあります。写真には写っていませんが、左のガラス窓から入る光で、とても明るいです。f:id:planetrip:20200922015223j:plain

The Studio Cafe:野菜とチキンのスープ:8ドルf:id:planetrip:20200922020245j:plain

テラスからの眺め

モダンな建築物には、ガラス張りのスペースも設けられており、自然の光が差し込む中、展示作品のシルエットを楽しむこともできます。光のさし具合によって、見え方も違ってくる展示作品。f:id:planetrip:20200922015544j:plain

ホイットニー美術館の8階からは、「ハドソンリバー」が眺められます。

館内の図書館

1階ロビー脇に位置しており、美術館に入館せずとも入れます。

まとめ

ホイットニー美術館は、エンパイアステートビルやハドソンリバーなど、屋上からも景色を眺めることができ、記念撮影も人気です。屋上へ行くための階段などは、スケルトンのようになっており、開放的な造りとなっています。作品はもちろん、ニューヨークの景色も楽しむことができる、体験型ミュージアムとして人気です!